如何やったって、そうにもならない事ぐらい判っているだろう。

そう思っても一度入った皹は、益々とその範囲を広げ、傷を広げ続ける。
ジクジクと痛みを抱えて、それでも廃棄出来ない己の不器用さを呪う。
シャッターのように強固で在ればいい。
鴉の嘴の様な硬度が在ればいい。
願った処で、それが叶う筈も無く如何やったって出来ないんだと無力感に襲われ続ける。

そして一滴の真紅の体液に、今が現だと思い知らされる。
これが夢物語であればいいと何度願った事か。
眠る際、何度も何度も、それこそ神に祈る以上に、そう願った。
夢物語で在ればいい、と。

目覚める度に、誰の所為にも出来ない憤りを感じて、煙草をせがむ。
今では立派な中毒者の出来上がりだ。
世の中の需要とは、何と巧く回っているのだろう。
自分の様な人間が居るから喫煙者は減らず、肩身の狭い思いだけをしなければならない。
それでも、白の箱に伸びる手は誰も拒む事は出来ない。
私のこの腕が止められる時が来るのは、死が私を迎えに来た時だけなのだから。
冷たく嗤う死神が鎌を擡げ、私を嘲笑う時だけ。
そうやって、死期を縮めてもどうって事無い。
如何しようもない事なのだ。

そうやって世界は回るのだ。
傷を抱え、化膿したって治す事も出来なければ、腐り落ちる事も無い。
ずっと此の先、それこそ死ぬまで、激痛に耐え抜きのた打ち回るくらいしか私には出来ない。
蝶が外敵から身を守りながらも、その美しさを振りまき、それ故に捕らえられるのと一緒だ。

如何したってどうにもならない事とはあるのだ。
それを抱えて、それと隣り合わせで生きて行くのだ。

そうやって人生の舞台を彩っていくのだ。
そうやって、銀幕は死神が嗤うまで上がり続けているのだ。
タールを塗りたくった様な雲を見上げれば、空を引き裂く、とまではいかなくとも、十分に私の心に皹を入れる一羽の鴉の鳴き声。
水晶体にはタールしか映らない筈なのに、確かに確りと一羽の鴉が鳴いたのだ。

これから向かう場所にお前は何を求める。
と問われている様で、ともすれば私は大声で、
無神経で無関心の極まった場所、猥雑で俗世に染まり切った私にはこの上なく愛しい、そして安堵できる場所だろう。
と叫んでいただろう。
叫ばなかったのは、寒さで唇が戦慄いていたからだ。
冷たい空気が呼吸器官を冷やす度、反対に呼吸器官を焼く煙を欲した。

厚く重たい硝子の扉を、冷たい金属の取っ手と一緒に押しやる。
見慣れていた筈の風景は為りを潜め、眼鏡のレンズ越しで見る見慣れない風景は何と天井が低いと新発見をした。
けれども、この風景こそが在るべき姿なのかも知れない。

いつだって聞きなれた耳障りな音楽が流れ、通路まではみ出して売られる商品を避けながら通る。物欲をそそる安さを訴える文字を脇目にエレベータへと通路を進む。

それが当たり前、なのではない。
今目の前に広がる、静謐を保ち此程までに秩序を守る、この姿こそ真実。
カツカツとブーツの底を鳴らし、一端の支配者気取りでエレベータまで進む。
堅く閉ざされた扉は、釦を押せばすぐに開いた。

そう支配者は絶対なのだ。
何に優越を感じてるのか、気づけばそれは愚かな優越だというのに、その時の私はちょっとした夢を見ていたのだ。
支配者の気持ちに陥りながら、響くブーツの音に一人と勘違いさせられる。
犇めく人は有象無象だというのに、一人、と勘違いを起こしたのだ。
そして、沈黙を保つ静謐の秩序が私に甘い夢を見させた。
夕刻に襲う黄昏時のように、早朝の冷えた空気はそれを彷彿させるのだ。

様は莫迦と云う話。

どうも、僕です。

2006年1月5日
新年が明けた所で何もせんなんだ、な私。

大してしたい事でもある訳でもなしに、だらだらとお正月番組をみては、鬱蒼と過ごしている。

一過性でしかない、正月と言う行事。
布団の中で紫煙を吐いては、薄暗い部屋の中で、また鬱蒼と過ごす。
晴天天晴れな天気とは程遠く、気分と同じぐらい鬱陶しい雲の色に、年が明けた所で何も変わりゃしねぇ。など、罵倒じみた言葉を煙と吐き出してみたり。
怪訝しい。
何故、正月如きに鏡餅だのお年玉だの初詣だのと言ってられるのか。
そう思いつつも、確りと初詣に参拝しに行く自分の姿程、滑稽でまた鬱陶しい。

甘酒の臭いに噎せそうになりながらも、温かい紙の器はこの上なく有り難いと感じる始末。

正月なんて、単なる一過性だよ。
半月もすれば、やれ仕事に追われ、やれ金銭に貧困し、やれ漫画喫茶の人の無神経さに呆れ、そうやって日常を取り戻していくんだから。

そう、紛う事なき、一過性の成せる技。



前を向いて、眼の前のおでんに齧り付こうじゃないか、諸君。
好きだと言って、相手が同じように俺を思ってくれる訳がない。
どうせ他人。
考え方が違って当たり前。
ましてや生きる道が、大分、違ってる。

こんな生ぬるい感情をあの人が抱く訳がない。

それでも、あの人がくれた温もりに甘えてしまったのは、俺。

あの人が俺を一番に見てくれないと判っていても、好きでいたかった。

縋る事は許されない。
愛する事は許されない。

けれど一度触れた温もりを、手放す事も出来やしない。

ならば、

縋ってなんかしてやらない。
愛する事もしない。

引きずって引きずって、落ちる所まで落ちて、

愛ではない    恋をしよう。

アンタに縋る事なんかしてやらない。
背中を向けて、いつだって目の前の壁に縋りついてやる。

愛ではない。

コレは恋だ。


愛だなんて感情は持ち合わせていない。



アンタの囁きだけが、まだ耳の中にこびり付いてる。
【箱】
それは、あまりにも優しい夢。
眩しくて、目が開けられないほどのヒカリ。
 揺れるような意識の中で、優しくて残酷な夢を見ている。
 キラキラ光るガラス細工のような儚い夢の中。
 拙い想い、声に出ない祈り、綺麗なキス。色々な形が夢の中を駆け巡り、この美しい夢の世界を作り上げていく。
 甘い砂糖菓子で出来た夢の世界「ネバーランド」。そこは永遠の世界。
 誰にも邪魔できない幸せだけの時間。
 綺麗なものだけを詰め込んだ宝箱。
綺麗な、綺麗な世界は美しくて残酷な夢を永遠に見せている。
だけど、それをけして開けてはいけない、ヒカリは色を変え、すべては絶望に色を染める。
それを開けたら最後、永遠の世界は崩れていく。
逢いたい人がいる。

隣で笑っていて欲しい人がいる。


いつか見た、君のその笑顔を自分に向けたくて、

運命さえも絡めとって、君を手繰り寄せるよ。

逢いたくて、いつだって隣で笑っていて欲しいから。

いとおしい、その輝かしい笑顔が隣にあれば、

何だって出来る気がするよ。

だから、

君が欲しいんだ。

どうか、その笑顔を絶やさないで、

俺が隣に行くまでに。


いつでも笑っていて、

いつまでも変わらないで、

そうやって「馬鹿だなぁ」なんて言っていて。





君に逢いに行く。

逢ったら、きっと恋をする。


君の存在が俺を強くする。



逢いたい人がいる。

運命さえも切り開いて、

隣で笑っていて欲しい人がいる。

いつか見た君を、愛するために俺は行くから。

もう少し待っていて。



逢えたらきっと恋をする。
心を繋ぎとめる、強固な鎖があればいい。

そう願っても、貴方の心は離れていくばかりで、
私はどうしようもなく泣きたくなる。

そんな私の気持ちを、貴方はきっと笑い飛ばすでしょう。

そうしたら私も笑おう。
貴方に負けないくらい大声で、
涙を流さないよう歯を食い縛り、
大声で、
泣き声と判らないように、
笑おう。

そうしたら、きっと貴方はさらに笑ってくれる。
力尽きた…。

可笑しい、こんな予定ではなかったのに…。
己の計画性のなさを痛感した。。。。


ガムやるから、いたずらさせろ、ってか?



例えば、喰い尽くすほどの想いを抱いたとしたなら。

そうやってそれを消化すればいいのだろう?

相手が自分と同じように堕ちるのを待つか?

そんなのは奇跡に等しい。

性別関係なしに、自分の好きな相手が、自分と同じように好きになってくれる、なんて奇跡以外の何物でもない。

だと、すれば。

この想いを共有する事なんか出来るはずがない。

では、どうすればいいのか?


相手を喰い尽くしてしまえばいい。

そうすれば、この衝動は収まる。

どこまでも、どこまでも、骨の髄までも、喰い尽してしまえれば、きっと…。

けれど、

そんな事も出来やしないだろうから。

必死にこの想いを隠して、ドロドrに腐っていく。

唐突に、

2005年10月24日
恋と愛の違いはなんだろう?


それは、

自覚をするか、

しないか。



そんな小さな違い。
細くたなびく、一本の煙。

それが幾筋にも分かれた。

天井に上る無数の細い煙。



この煙ごと、俺の想いも霧散してしまえればいいのに。
空気に分解され、どこか混じって、なくなってしまえればいいのに。

出来ないって判っていても、願わずにいられないのは、弱いから。

俺ってこんなに弱かったかな?


誰か、答えて。
要は、欲の無い人間なんかいない。

という事。
ウサギの眼が赤いのは、いつも泣いているからなのです。
悲しい事があって、いつもその事を思い出して、泣いてしまうのです。
毎日毎日、それこそ一年中。いつも涙で濡れる頬は、やがて色が落ちて、それと一緒に、体が真っ白になってしまいました。
それが、悲しくて悲しくて、ウサギはさらに泣きました。
夜も昼も、暖かい、優しい春も、暑く、生命の芽吹く夏も、姿を変え、彩る秋も、寂しく、厳しい冬も。ずっと、ずっと。
それでも悲しみが癒える事なんかなくて、ウサギはずっと泣き続けました。

ずっとずっと、ウサギは一人で泣いていました。





俺は思うんだ。

悲しくて悲しくて…、どんどん悲しみの淵に落ちて行って、泣きウサギには何も残らなかったのだろう。
悲しみだけが積もり積もって、それでも泣く事を止めなかった泣きウサギには、助けてくれる相手はいなかったのだろう。
小さな体を震わせ、何万という寂しい夜を泣き濡らしてきたのだろう。

それは、今の俺に似ている。

想いを消し切れずに、ずっと引きずって、それでも救ってくれる存在なんか無くて。
募るばかりの想いに、吐き場所なんかない。
幾度、その衝動に心をバラバラにされる思いをしただろうか。
幾度、その衝撃に涙を流した夜があっただろうか。

幾度、人を想う事の辛さを刻まれたんだろうか。

きっと、泣きウサギも、叶わない想いを持っていたんだと思う。
そう思いたいだけなのかも知れない。
大事な人が亡くなったとか、大事な人が手の届かないどこか、遠くに行ってしまった、だとか。
人によって解釈は違うのだろう。けれど、俺はその解釈しか出来ない。
想いの辛さを重ねて、楽になったりしたい訳じゃない。

ただ、辛かったんだな。と思いたい。
泣きウサギの傍に居てやりたい。

俺が、その衝動に助けを求め、涙を流し、痛みを刻まれた時。傍に誰か居てくれたら、嬉しいだろう。
一生忘れられないだろう。
だから。
ただ傍に居て、辛かったんだな、って声をかけてやりたい。
そう思っただけ。
俺がそうして欲しかったように、ただ傍に居てやりたい。


そう思うんだ。
能天気。

単細胞。

阿呆。

馬鹿。

脳味噌筋肉。

考える事は、いっつもソレばっか。


オイとは正反対の、陽の人間。



なのに、どうして?
どうしてこんなにも眼が追ってる?

君の笑顔。

君の行動。

すべてが僕の眼を惹きつける。



どげんして、こうなったか判らんばい。

責任、取って。
やけん、覚悟ばしちょってね。
ウサギの目はいっつもないてるから赤いという。

そんな馬鹿な。

だってうちのウサギは赤くなんか無い。

黒目が多い。

無責任なことを言うもんじゃあないよ。
リンクを貼らせて頂きました!

よもや、リンクして頂いてる方が居るとは思わず、今まで放置していて済みませんでした。。。泣

そして有り難う御座います(土下座)

こんな日記ですがこれからも時々、そっと覗いてやって下さいまし。。。
不良品なのかどうなのかは知らないけれど。

時々、と、言うか。

一箱に4本ぐらいの割合で、

熱がフィルターを通して、逆流してくる。


これが本当に熱い。


煙を吸うように、熱を吸うもんだから、

口内が異常に熱くなる。



これには勘弁して欲しい。


どうにかして下さい、日本たばこ産業株式会社
「ごめん、今の僕はどうにかしていたよ…」


そんなセリフ…どうしていうの?



真っ赤に染まったアナタの手。
それはアタシの血で濡れているから。

散乱した家具たち。
アタシが必死で抵抗したから。

倒れたソファ。
これ、アナタと一緒に買ったものよ。
「これで一緒にテレビを見たりしたら、すごく楽しく過ごせそうだね」
そう言ったのはアナタだったわね?

それなのに…、本皮のカバーは無残にも切り刻まれて、綺麗な水色がアタシの血で汚れて…。

なんて……。

アナタは膝をついて、顔を覆い、泣いているのかしら?

その傍に横たわる、アタシ。

以前、アタシだったもの。

もうモノになってしまった、アタシの肉の塊。


こうやって魂が抜けてしまったから、21グラム減ってるかもね?


「…どうにかしてたんだ…」


どうにかしていた、だなんて言葉で片付けないでよ。

単なる言い訳じゃない。


アナタはアタシを殺した。



罪を、言い訳なんかしないで。
無駄な話をした。

つまらなく、くだらない話をつらつらと。

それでも、君が時折、笑ってくれる。
それだけで僕は嬉しく思ってしまうんだ。

それが例え、愚かな男に向けられた嘲笑だとしても。


○。○゜。

真っ青な塊が支配する。

その感覚は、言いようが無いほど途方で底知れない。

重い拳を当てられ、次の瞬間吹っ飛ばされ、そして全身打ち付けられて、拳を当てられた部分からじわじわと全身が痛くなるような、そんな途方も無い衝撃。

青の塊は心のド真ん中にぶつかり、じわじわと侵食していく。

衝動を動かす。

信じられないような餓えと乾き。

腹を満たす食事は目の前にある。
喉を潤す酒もある。

だけど、足らない。

ただ、満たす潤すだけでは足らない。

何もかもが足らずに、衝動だけが大きく育つ。

まるで獣のように。

獣は叫ぶ。

満たすものを、
潤すものを。

と。

○゜○。。

煙草の匂いに紛れるコーヒーの香り。

真っ黒な水面はゆらゆらと揺れる。

「寝タバコはするんじゃない」

それが口癖だった貴方。


ごめん、出来そうにねぇよ。

だって注意する貴方が居ないんだもの。

換気の悪くなる一方の部屋で、文句を言いながら窓を開ける貴方はもう居ない。

○。○。○゜

真実はいつも一つ。

なのに…、この感情の答えはどこにあるのだろう?

考える事は好きな筈なのに、この感情の事を考えると嫌になってきてしまう。
仕舞いには放棄だ。

こんなの自分らしくない。
そんなの判っている。
だけど、答えが見えない。

ただ、一つ言えるのは、
こんな感情を押し付けた、お前を俺は大嫌いだ。

○。

文化祭二日目。
サボりました!(爆)
疲れが溜まってたんです。。。寝てない、呑み、が続いてバイトで酷使した体が悲鳴を上げたんだと思います!
だって、時計のをみて12時45分だったのを9時と間違えたんだもん!!!
阿呆や自分!!!

ホントごめんよ、クラスのみんな…。

嗚呼 また嫌われ者の一歩を踏み出してるよ…。
まぁ別にいいんだけどね。

誰に嫌われようと、認めてくれる人が一人でもいたならそれでやっていけるし。
友達に対してこんなに淡白になったのは高校に入ってからです。

高校って怖い所やねー。
価値観をあっさり変えてくれるんだからー。

明日でアタシも花のせぶんてぃーんか…。
早ぇなぁ。
ロクな人生歩んでねぇなぁ。(笑)

まぁこんなんでも必死に生きてるしね。

お母さん、産んでくれてありがとう。
好きよ(笑)

でも、カルバンクラウン(クライン?)は好きなの…。
だから「臭い」なんて言わないで!!
本日四回目。

いい加減にうんざりしてくる。


自分の所為だから、文句の言いようはないのだが。

畳を焦がしてしまったし、擦れば黒ずんでしまうし

今日は厄日ですか?



がつん。



本日五回目。



煙草の灰をぶちまけた。
単調なバイクのエンジン。

50ccなんてこんなモノ。でもそんな事は気にすべき事じゃあない。

風が気持ちいい。

大通りは人がひしめいてるけれど、そんな事すら気にならない。


だって、君が僕の後ろに乗っている。

それだけで、辺りの景色がいっぺんに変わる。


何だか、速度を上げたいよ。
この嬉しさのまま、宇宙に飛び出せそうだ。


残る点数は5っ。こんな所で捕まって、免許停止になったならこんな倖せを噛み締める事も出来ない。
だから、我慢しよう。

糖分よりも、今君が僕の後ろにいることが嬉しい。

一週間にいっぺんのパフェよりも、その腕が僕の腰に巻きついてる事のほうが重要だ。



え?
何か言った?

風が五月蝿くて、エンジン音が五月蝿くて、聞こえなかった。

ごめんね?もう一度言って?


あー。
そうね。あと5分後には特売サービスのお時間ね。


少しがっかりしたけれど、君の為にバイクを飛ばすよ。


免停なんかクソ喰らえ。

しっかり捕まっててね?
落としたりなんかしないけど、君が勝手に落っこちる可能性はあるんだから。


変な所でドジな君。
口煩くてお母さんみたいな、君。
特売サービスお時間を気にする、君。

そんな君、全部ひっくるめて好きだよ?


だから、今日は特別に甘いものを買ってくださいな。

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