硬くザラついたカーペットの感触に身を委ねる。

貴方は私の髪を時折梳きながら、本を捲る。

ぱら。

ぱら。

モーターの回る音と一緒に機械的な風が流れる。

外はとても暑いのだろう。

もう一時間もしたら私もその外に身を躍らせなければならない。

嗚呼、厭だ。

暑いのはとても厭。

だけども、

この心地よさを手放すほうがとても厭なの。


ねぇ?

貴方もそう願っていてくれてるかしら?

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