止め処ない不安が私を襲う。
それはテレビでの一コマだったり、小指の甘皮だったり。

書けないペンを握り締め、私は白紙に挑むよう睨んだ。

綺麗に塗ったはずのマニキュアが所々剥がれている、無性に腹が立った。

外では斑霧が立ちのぼりあっという間に濃くて深い霧に変わった。

部屋に居る私には関係のない話。

不可視の世界をぼぅっと見つめる。

曰く、人間の脳というのは嘘をつく。

では、この世界は本物?



○。゜○。

最後のカーブを曲がった時、

エンジンは常に全開。

比例するように息遣いも常に荒い。

圧倒的なスピードで通り過ぎ去る景色。
家。街灯。まばらな人影。毒々しいネオン。道路標識。傍らの自転車。植え込み。不自然なモニュメント。

最後のカーブを曲がった時、

僕は意識を手放した。



○。。゜。○


祈らずとも明日は来る。
月や星々は姿を消し、強烈な太陽が昇る。

死が、二人を、分かつまで、

君と僕は永遠だ。

。゜○。○゜

このソーダの気泡見たく、

ゆらゆら揺れて

消えてしまえばいい、と、

願わない日はない。

でも、永遠に叶わぬ夢物語。

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