だらだらと自分が流れていくような気がして堪らなかった。

 

 

世界から隔離する真っ暗な闇。

静謐な無彩色の世界。

濁った黴臭い空気。

蔓延る腐った思考。

 

 
その中に自分を溶け込ます。

 
だらだらと流していく。

焦点のズレた眼で見ても何も見えやしない。
見ようと、しないのかも知れないが。

曖昧模糊とした世界に嫌気が差したのかも知れない。
嫌気を差せるほど、世界に生きた訳でも意見がある訳でもないのだが。

ぐずぐずと爛れていく脳。

襤褸襤褸と疲弊した意識。

糜爛した神経には苦痛ではないのかも知れない。

ふと過ぎる。
暗澹とした考え。

 
 
だらだらと流れていく。

 

思考が。

 

自分が。

 
 
周りが。

 

流れていく。
水のように。

 

 

それを思うと

 
堪らなく

 
可笑しかった。

 

 

笑いが止まらなかった。

 

多分もう壊れているだろう、腐っているのかも知れない。
 
 
水のように流れて

消えていくなら悪くない。
 

 
いつかは蒸発、出来る。
汚れて汚水になってもいい。
それはそれで可笑しくて仕方が無い。
 

 

可笑しくて

可笑しくて

堪らなかった。


コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索