氷華の香り 噎せ返る熱を君に。
2003年12月30日唄え 踊れ
宴の始まり。
向かえ 迎えや
涅槃原則。
アイロニーの戯曲と共に
堕ちろ 奈落へ。
冷えた心臓に杭を打ち込み
溺れる魚を拾い上げ
己の熱で殺してしまえ。
片羽の鳥を捕らえ
漆黒の鎌の前に差し出せば
それだけで鎮魂曲は完成だ。
酔狂の契りを交わして
泣く泣く被る片割れの仮面
迷いの森の博愛主義者は
それでも愛してくれよう。
終幕は近づき
宴の始末。
涙の真実を蹴り飛ばし
毒を薬と偽り飲めば
妾腹の王様は
刹那の夢に酔い知れる。
闇払う陽が顔出せば
役目はお終い。
おさらば。
おさらば。
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